2010-11-13

溜息 Sigh

雨降り続きの一週間。だからというわけでもないけれど、バスに間に合い、座席に着き、大きく溜息をつくと、前の席の地肌が見える年配の小父さんの髪の毛がなびき、その小父さんがちょっと振り向いた。

「小父さん、ゴメン」と心で呟きながらも、顔はゆるんでしまう。明日は我が身だけども。

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