2010-11-29

スティーブン・フォスター Stephen Foster

さすがはデジタル・オーディオ・プレーヤーのiPodの機能を搭載しただけあって、iPhoneに携帯を変えてから、音楽をよく聴くようになった。

操作性に優れていて、今まで使ったデジタル・オーディオ・プレーヤーには比べものにならないくらい使いやすい。

こつこつ買い集めた手持ちのCDを片っ端からiTunesに取り込み、iPhoneに入れて聴いている。

アルバム選びが面倒な時、シャッフル機能を使っていると、最近の歌から懐かしの歌、はたまた日本の放浪芸に、世界各国の歌がランダムに流れ、20世紀を俯瞰しているような醍醐味を味わえる。

それに飽きたらず、ちょうど街中に出来たレンタルショップで見かけた70年前後の日本のフォーク・ロックを推し進めたURCレーベルを借りて、入れ、手持ちのCDでは持っていないレコードレンタルCDで探したりとちょっとした自分の足跡を音楽で振り返ったりもしている。

CD化されていないレコードをCD化したいと思いつつ、個人所有のレコードのデジタル化をしてくれる業者さんをネットで見つけ、頼んだりもして、そのはまりようは自分でもちょっと怖い。(笑)

CD化されていないレコードの中に、アメリカの良心といわれるスティーブン・フォスターの曲をビング・クロスビーが歌ったものがあり、それも頼もうかなと思いつつ、CD化されていないか、ネットで調べてみると、CD化されているらしく、注文し、それが今日届き、聴いている。

白人による黒人哀歌は偽善ともみられなくはないけれども、「奇妙な果実」と玩んだ白人達の中で、黒人に哀れみを向けるスティーブン・フォスターの曲は子どもの頃、凄く好きな曲達だった。

「おおスザンナ」「草競馬」「故郷の人々」「主人は冷たい土の中に」「ケンタッキーのわが家」「金髪のジェニー」「オールド・ブラック・ジョー」「夢見る人

ビング・クロスビーの甘い歌声もいいけど、ミンストレル・ショーの立役者アル・ジョルソンの大仰な歌にスティーブン・フォスターの想いを馳せたりする。

街は景色が一変して冬化粧。蓄音機から流れるようなモノラルの音に、「幸福」を願うぬくもりを感じ、自分も子どもの頃、この暖かな音色に心安らいだ想い出を思い返したりする。

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