昨年末にタワーレコードで、アフリカ・ナイジェリアの未だに語り継がれるミュージシャン、フェラ・クティの全録音を27枚のCDボックス化し、低価格発売されているのを知り、それまで買い揃えたいけど、その分量と価格にためらっていたのが、購買意欲がわいて、ネットで値段がいくらになっているか調べ、店頭よりも半額近くの値段で買えるので、さっそく注文をした。
27枚のCDが9000円程度で、届いた紙ジャケ仕様のCDを手元に広げると、カラフルなアルバム・ジャケットのミニチュアが揃い、嬉しくなる。
iTunesで、iPhoneに音楽を取り込むのも、そのボリュームにまだ3分の1なのだけど、「アフロ・ビート」と呼ばれるアメリカ・ファンクミュージックに影響を受けたフェラ・クティの音楽の過激さはやはり興奮もの。
すっかり醒めかけていた音楽熱もこれを機にまた熱くなりかけているのだけれども、この頃のCD不況、輸入盤の格安価格での復刻はコレクター熱に大いに助かる。
オーティス・レディング のオリジナルアルバム5枚組2,500円。マイルス・デイビス の60年代、70年代、80年代のオリジナルアルバム・セットも出ており、大好きなジャズ・ピアニストのセロニアス・モンクのオリジナルアルバム・セットも出ている。
といろいろ調べていくと、クラシック音楽の名指揮者で、ヒトラー政権下のドイツで反ナチズムを貫いたフルトヴェングラーのスタジオ録音を多く持つEMIから21枚のCDボックスがなんと5000円を切る値段で出されており、歴史的音源のたたき売りもどこまで行くのか、嬉しい悲鳴をあげてしまう。
仲介手数料で利ざやを上げる日本の音楽業界も価格上乗せの殿様商法にどのように影響与えるか気にもなるけど、グローバル化で、成り立つビジネスの模索は世界で始まっているんだろうね。
音質の良いボックス・セットに買い換え、オークションで手持ちのCDを処分して、僕もリサイクル生活しながら、このグローバル化の恩恵に授かろうかなと思っているのだけど。
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