2011-02-27

破壊せよとアイラーは言った Ayler say "Destroy it."

iPhoneで音楽をシャッフルしながら聴いていたら、アルバート・アイラーサックスの泣き節が流れてきた。

コルトレーンに心酔し、サックスの泣き節でジャズをその語源である「雑音」に戻したフリージャズの旗手で、1970年、ニューヨークイースト川で死体が発見された男。

作家、中上健次が「破壊せよとアイラーは言った」とエッセイを書いたように、アイラーのサックスは泣き崩れるほどに泣いている。

ポピュラー音楽も好んで演奏したアイラーだから、ここでは最も聞きやすい「オール・マイ・リヴァー」をご紹介。

春を告げるなごり雪の日、アルバート・アイラーのサックスが気持ちにフィットする。

0 件のコメント: