2011-02-01

一足お先の「福は内」 A little early turn of season

月が変わり、何日か後には福寄せの節分だというのに、娑婆世界は一足お先の「福は内」。

出勤時期にめがけるように、のっそのっそと降る雪が、時にあられとなり、人の頬を打ち、時に風と一緒に人の息を止めにかかる。

「なんじゃこりゃ」といい、過酷な自然の置きみやげを除ける隣近所のお母さん達は、自然と共に生きる覚悟が出来ているかのように、互いに笑いながらも黙々と雪を除けている。

福寄せの節分は鬼払いの節分でもあり、ここを乗り切れば、春を分け合う春分に一歩近づくのだけれど、今年の自然界の鬼払いはかなり手荒なようで、今日は氷点下の吹雪で、明日からプラス気温の雪崩警報とか。

「私は鬼ではありません」と閻魔様の化身、お地蔵さんに手を合わせ、仕事の行き帰り、屋根からの豆まきならぬ落雪に気をつけましょうの懺悔の時。

お互い、鬼にならぬよう、明日という日が明るい日とならん事を祈りつつ。

本音は「福は内」と家の中に引きこもりたいけどね。

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