イタリア、ヴェローナの観光スポット、「ロミオとジュリエット」のジュリエットの生家には恋に悩む女性が訪れ、ジュリエットにその悩みの手紙を書き綴り、壁に貼り付ける場所があるという。そして、その手紙に返信するジュリエットの秘書たちの活動がある。
ふとした事からジュリエットの秘書たちの手伝いをするようになったアメリカのジャーナリスト志望の女の子が、50年前に書かれたジュリエットへの手紙を見つけ、返信する。そこから始まる50年前のロミオ探しの物語。
若い頃から女性闘士として知られるヴァネッサ・レッドグレーヴが50年前の想い出探しをする物語はそれだけで絵になり、寄りを戻し、仲睦まじいフランコ・ネロが50年前のロミオであるという設定は映画ファンには溜まらない。
一方、これから人生を歩み始める若者たちは、そんな50年前のお話に感化され、自分と向き合う事を考え始める。
「もし、あの時」そこから始まる辛い人生は自分が選び損ねた人生への悔い。
いつの時代も変わらないラブストーリーは自分の人生へのラブストーリー。
「もし、あの時」を逃すまいと、50年後の幸福を勝ち取ったヴァネッサ・レッドグレーヴとフランコ・ネロのお二方がやっぱり素敵。
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