夫婦で結婚詐欺という予告に過度に期待したせいか、映画の雰囲気に始めは違和感持ちつつ、これが初見の西川美和監督の作風はハードボイルドなのかと観ていくと、淡々と進むやばい話が面白くなってくる。
夢売るふたりはたくさん絆を結んで、お金を集めるけれども、結ばれた絆の重さ、夢売るふたりの絆の重さはお金よりずっとずっと重いものという物語が軽やかに描かれる。
「絆」というからにはそれなりの覚悟が必要。その覚悟なくして「絆」を語れば痛い目に遭うのは当たり前。
流行り廃りと無関係に人の「絆」はあるということ。溜息にならない人生のためにも。
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