映画に夢中になるきっかけになったのは中学一年の時に母に連れて行って貰った「風と共に去りぬ」のリバイバル上映。
大劇場で当時流行った70ミリフィルムによるリバイバルは横長の大スクリーンでその感動に僕は映画にはまった。
その映画「風と共に去りぬ」は太平洋戦争が始まる以前、1939年にテクニカラー作品として上映時間4時間に及ぶ大作として作られ、戦時中、東南アジアでこの作品を観た日本の映画監督達が「こんな凄い映画を作れるだけゆとりのある国と戦争を始めた日本は負ける」と確信したという逸話も残っている。
その映画と40年ぶりのスクリーンでの再会。オリジナル・スタンダード画面ではじめて観る「風と共に去りぬ」はやはり感動させられた。
アメリカ南部のブルジョワのわがまま娘が南北戦争を経て、生き抜く術を身につけながらも何のために生き抜くのか知るまでの大河ドラマをまだ中学生だった自分がどのように感動したのか思い返す術はないけれども、この映画が自分のはじめての映画であることをやはり自慢に思いたい。
それ以前、アニメや怪獣映画などは観に行っていたけどね。
私生児として僕を産み、育て、乳癌の再発を恐れていた母はこの映画をどんなふうに観ていたのかも気に掛かるけれども。
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