東野圭吾原作の天才物理学者・湯川学ミステリー「ガリレオ」シリーズの映画第二作。
テレビの第2シーズンがいまいちだったので、重厚な物語を期待していたけど、撮り方は凝っている割には話がいまいちだった。
二つの事件かクロスする作りはいいにしても科学的ではない話に関心を示さない湯川学が何故関心を持ったのかや現在の事件から過去の事件の真実を何故ひらめいたのかとか、まったく判らない話の展開にしらけてしまった。
「ガリレオ」シリーズは科学にしか関心を示さない湯川学の人間くささが魅力なのに、ドラマのディティールを雰囲気で持っていっちゃうと湯川学の人間くささが薄れてしまい、単なる謎解きドラマに終わってしまう。
前作「容疑者Xの献身」にあった余韻は湯川学の人間くささから来るものだったのに、今回の作品は面白かったね程度だったのはそういうことだろう。
「ガリレオ」シリーズ続投が検討されているらしいからユカワくんらしい事件の解決を見せて欲しいものだ。
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