ボブ・ディランに「ぼくの人生を変えた本」と言わしめたジャック・ケルアックの名著「オン・ザ・ロード」をチェ・ゲバラの「モーターサイクル・ダイアリーズ」を映画化したウォルター・サレスが監督した映画作品。
自由奔放な友人ディーンと作家志望の若者サルの交友記からなる物語は「狂ったように生き,狂ったようにしゃべり,狂ったように救われたがっている,なんでも欲しがるやつら」に惹かれながらも距離を置いてしまう若者の物語。
第二次世界大戦後、多くの若者たちが死に、労働者不足から始まるブラックカルチャーがブームになった時代、チャーリー・パーカーのジャズやサンハウスのブルース、スリム・ゲイラーズのR&BをBGMに二人の若者は再会と別れを繰り返す。
自堕落に生きるディーンを嫌悪しつつも惹かれるサル。自堕落になれなく半端に怠惰になっていたあの頃が一番輝いていた。
カウンターカルチャーの幕開けを告げる旅の物語の映画にあこがれる。
チェ・ゲバラの「モーターサイクル・ダイアリーズ」も観たくなった。
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