ドラマ版もなんとなく観ていて、地味に監督の羽住英一郎も好きなので、DVDレンタルでもいいかなと思いつつ「劇場版 MOZU」を観る。
人間関係の説明はほとんどなく、ドラマを観ていないと何が何だか判らないと思うし、ドラマ進行のテンポが速く、前後関係が判りにくいなど、粗っぽい作りながら、これが羽住英一郎監督らしい遊び満点の映画となっている。
ドラマの主役4人のうち、池松壮亮はちょこっとしか出てこないのに、その模倣役を演じた松坂桃李を完全に喰っていて面白かったけど、西島秀俊、香川照之、真木よう子はさほど見せ場はなく、新たに加わった悪役、ビートたけし、伊勢谷友介も平凡。監督だけが遊んでいたような気もする。
「ここが地獄だよ」の決め台詞よろしく、延々続くバトルシーンを楽しめるかどうかがこの映画の評価だろう。
エンディングで流れるテレビドラマ版のダイジェストも結構見覚えあるシーンが多かった。単純にこのドラマが僕は好きなのかも知れない。
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