「阪急電車 片道15分の奇跡」の三宅喜重監督が同じ有川浩原作の映画化作品。
好きな本で知り合った彼女が難聴であることを恥じている。その彼女になんとか自信をつけさせたい。
ただそれだけの話で、三宅喜重監督もいろいろ工夫しているけど、ただそれだけで終わった感じがする。
映画の中で「障がい者がうざい」というような話が出てくるけど、確かにそのような風潮を見聞きしたこともあるし、障がい者雇用枠で入った事への妬みというのもそうだろうなと思う件もある。
そんな時代、障がい者と知られたくないと思う難聴の彼女を励ましたい彼。
ただそれだけのドラマを破綻なく作った力量は凄いと思うし、お仕着せ企画ぽい感じでここまで作ったことを褒めるべきかも知れないけど、それだけの話はやはりそれだけ。
商業ベースで面白いものを作る難しさをちょっと感じもする。
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