人間、子離れがない分、ハーメルンの笛吹き男に狙われやすい。
子供はかばわなければ何をするか判らない、守ってあげるのが子供の幸せ。
昔の大人は子供などかまっている暇はなかった。
親がなくとも子は育つ。
古典文学にも子供の記述は残っていないそうで、「万葉集」なんかは子供そっちのけの大人の恋歌ばかり。
かまわれないほどに子供達は子供達のルールを作り、子供達の社会を構築していき、それが次の大人の社会を生み出した。
寝ろってばよう
寝ろってば寝ないのか
この餓鬼め
近代になり、大人たちは資本主義の労働競争に巻き込まれ、泣いて寝ない子を叱りつける子守唄がいくつも現れた。
子供は今のような家庭主義ではなく、地域で育てるもの。
それが父を頭とする家庭主義となり、一夫一婦制が広まった時、子供は母のものになる。
女は子供を育てる責務を負い、何人も子供を産んだ頃は過保護にもならなかったけれど、戦後の都市化社会、農村社会のような子供を産める環境はなくなり、ひとりふたりのわが子を溺愛する母親たちが現れる。
そんな母達の「たくましく育って欲しい」が進学戦争を生み出し、子供は母達のペットとなり、「亭主、元気で留守がいい」の家庭崩壊を生み出していく。
野性を知らない子供達の生き甲斐は「ゲーム機」。
「あなたのお子さんのために」と言い寄るハーメルンの笛吹き男に母達は子を託し、リアルセックス出来ない餓鬼達を作り出す。
一対一の人間関係が生み出した残酷なおとぎ話。
- ohmynews : 自分の子に責任持たない母親たち
- ハーメルンの笛吹き男 - Wikipedia
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