昨晩、夕飯時のニュースで、愛知の立てこもりを報じており、現場からの実況生中継がされていたけれど、なんでここまで緊迫感をそれぞれの茶の間まで持ち込まなければならないのか、よく判らなかった。
しかも、長久手交番の木本明史巡査部長が倒れているところを映像は上空遠目ではあったけれど、わざわざスタジオにいるアナウンサーふたりがモニターをのぞき込み、何度も「あぁ、倒れてるのが見えますねぇ」と親切に?解説してくれている。
そんなに倒れた人を見せたいのか、倒れた人を見せる事がニュースなのか、理解に苦しむ。
数年前、川で溺れ、流されている人だったかを映像で流し、不快な思いをさせられた記憶もあり、この頃のニュースの映像依存は行き過ぎと思うのだが、どうだろうか?
思い起こせば、1997年の伊豆半島東方沖群発地震の実況で中継するアナウンサーにスタジオのキャスターが「もっとはっきり見えるところへ」と催促し、現場のアナウンサーが悲鳴にも似た声を発していた事があったけれど、一番、基本的人権に無関心なのはマスメディアのように思えてしかたない。
倒れた人を観せたいですか?
死んだ人を観せたいですか?
悲鳴あげている人へ観せたいですか?
- ohmynews : 倒れた人を見たいですか?
2 件のコメント:
口の中が苦くなるような事件でした。
朝のワイドショーで、左上に篭城中のアパートが映し出された画面があり、メイン画面では芸能人の色恋沙汰やら可愛い動物の紹介をやってました。
その神経が信じられません。
のん気な話題を取り上げるなら別にそれでもいいけど、それだけでいいんじゃないでしょうかね。
心の中がザラッとしますね…
マスコミに…
伝えたい事を持ち合わせていない人たちが無理に伝えようとするとあんな「ニュース」になるのでしょう。
我が子に伝える気持ち、裕福さに「伝える事」が何かを忘れてしまったのでしょうね。
寂しい大人達です。
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