幼馴染みの友人のところで、ニュースに流れる米軍普天間基地の話となり、古謝美佐子さんのシングル「黒い雨」で語られる米軍基地に勤め、米軍のジープにひかれ亡くなられた古謝さんのお父さんの話を友人に教え、先日、購入した古謝さんの新譜「廻る命(めぐるいのち)」を聴きたくなり、帰宅後、聴いた。
代表曲で、孫の誕生を祝い作られた「童神」がベースにあり、歌われる内容は生まれ、生きられる喜びと、ここでもまた歌われる「黒い雨」の死への脅えとゴスペルの超有名曲「アメイジング・グレイス」のカバーの祈りでまとめられたアルバムに癒された。
米軍普天間基地の問題を人ごとのように語るのは易しいけど、政治的な議論で見過ごされるところに「命」がある。
唐ぬ世から、大和ぬ世
大和ぬ世から、アメリカ世
みじらさ変たる 此ぬ沖縄
沖縄を代表する亡くなられた民謡歌手、嘉手苅林昌さんの「時代の流れ」に歌われるように大国に翻弄され続けた沖縄の歴史を知る人は今はもう少ないのだろう。
天からの恵み 受けてこの地球(ほし)に
生まれたる我が子 祈り込め育て
「童神」への願いは翻弄された土地に生まれた者たちの願いなんだろうと思う。
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