2010-08-24

JIS X 8341-3:2010

Yahoo ニュースでも、Google ニュースでもヒットしない最新ニュースのキーワード「JIS X 8341-3:2010」。

ウェブアクセシビリティの専門サイトチェックしに行くと、「8月20日:JIS X 8341-3:2010が公示」というニュースがあり、遅ればせながら、JIS規格の公示を知り、さっそく、規格書を購入申し込みした。

第二次大戦後に生まれた団塊の世代が高齢化し、先進国では例外なしに少子高齢に向かいつつある今日、「高齢者・障害者等配慮設計指針情報通信における機器,ソフトウェア及びサービス―第3部:ウェブコンテンツ」という長い御題目を掲げ、加齢障害をも視野に入れた配慮指針は、国際規格として知られる「ウェブコンテンツ・アクセシビリティ・ガイドライン (WCAG) 2.0」をその配慮基準とするという国際化の先駆けを目指して作られた割には、世界で最も高齢化の進む国のマスメディアは無関心という面白おかしい状況を露呈しているようで、面白くも思った。

JIS X 8341-3:2010に関しては、ことのは舎JISアクセシビリティ検証の動きもあり、その成り行きが気になり、少し勉強してみようかとも思うのだけど、高齢化の加齢障害知らずの社会にどれだけ広まるかが気に掛かる。

老いて介護を他国の人に願うように、情報通信もまた配慮なき人任せにゆだねたいのだろうか?

フリーターの若者に「この国は本当に大丈夫なんですか?」と問われ、「さぁ、メディアの配慮次第じゃないの」答えてみたものの視界は確かに悪そうですなぁ。

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