2010-08-13

告白 Confession

娘を殺された女教師の命の授業から物語は始まる。

嫌われ松子の一生」の中島哲也監督作品初体験ながら、そのシニカルな映像テンポはうまいなと思った。

湊かなえの原作は読んでいないけど、子供が思春期になり、大人になることに気付かぬまま、自分の価値だけで子供と接する親と、与えられるだけ与えられたものを使いこなし事に必死になり、疲れ切り、大人の要望に応えようとする中学生たちの心のゆがみに、女教師の娘は生け贄になった。そんな話をそれぞれの告白によって、物語は綴られていく。

自虐的な話を更に自虐に綴る事で、今の社会の虚しさが見えてくるようなそんな映画。

開き直った松たか子のクールさは決まっていたけど、自閉気味に騒ぐ中学生たちはやはり薄気味悪さを感じてしまうし、身勝手な親たちは心から死んでくれと思いたくなりもする。

ネットでこの映画の感想評に、「教師として無責任」という記事を目にしたけれども、役割分担の責任逃れが今の社会じゃないのかと思ってしまう。

まぁ、これも映画と同じで、「なーんてね」でエンドロールになるのだけれど。

0 件のコメント: