マサルとシンジ。まだ無名だった重松清の脚本、北野武監督の名作「キッズ・リターン」の10年後の再会。あのテーマ曲をバックに相乗り自転車のふたり。
配役が変わってしまったけど、落ちこぼれのふたりが再会する物語は変わらない二人の物語。
世の中が変わってしまい、順応出来ないふたりは自分たちなりの人生のリベンジを繰り返す。
北野武の助監督だった清水浩は基調、北野武の映画作りの模倣だけれど、破綻なく物語を綴っている。
友和ジュニア三浦貴大のマサル役はかっこよすぎるし、平岡祐太のシンジ役も無気力な安藤政信に比べたら魅力不足に思えるけど、それぞれがキッズ・リターンする物語はやはり泣ける。
いつまでもキッズ・リターンし続けるマサルとシンジ。次逢う時はどんなオヤジになっているだろう。
0 件のコメント:
コメントを投稿