前作「リダクテッド 真実の価値」が好きで、久々の新作というブライアン・デ・パルマ作品。
サスペンスの奇才といわれたブライアン・デ・パルマの新作は女性同士の嫉妬と殺意を描いたサスペンス。
デ・パルマらしいカメラワークは若かりし頃の奇才ぶりを蘇らせてくれたけど、サスペンスの謎解き部分は火曜サスペンス劇場みたいな感じ。
サスペンス映画としても悪くはないけど、全盛期のデ・パルマと比べるとやはり見劣りする。
ニューシネマ以降のアメリカン・ムービーの旗手達も高齢化した今、デ・パルマにも戦争の実態を描いた「リダクテッド 真実の価値」のような人生経験者ならではのドラマを期待してしまう。スマホ業界の内部を描いた「パッション」も悪くはないけれども。
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