1950年代フランス。秘書にあこがれ、タイプライターを必死で覚えた女の子がタイプライター世界一を目指す秘書根性物語。
前半の原色小物満載とフランス北部の美しい四季の景色は古典的なフランス映画を観るようで懐かしく、田舎出の娘と小さな保険会社の上司との馴れ初めからタイプライターの特訓への心くすぐるシュチュエーションはとても面白いけど、中盤のタイプライター大会を勝ち進むあたりからもたつきが感じられ、後半は予定調和的でなんか鼻白んだ。
前半の社長と秘書のユーモラスなやり取りが中盤から重くなったせいもあると思う。
1950年代という時代を映し出すドラマはノスタルジックでもあり、中盤に出て来るラテンバンドのチャチャチャのリズムがこの映画の雰囲気を保っている。
秘書根性物語がもうちょっとハチャメチャならもっと面白くなったんだろうけど。
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