「グエムル 漢江の怪物」「母なる証明}のポン・ジュノ監督の新作は温暖化政策として科学の力で気温を調節しようとして失敗し、氷河に覆われた地球を走る列車の物語。
列車という閉鎖空間で、車両ごとに貧富の格差に分けられた世界で起こる暴動劇をポン・ジュノ監督がどう見せるかが見物だったけど、そのバトル場面は単にゲーム的な展開でつまらなく「グエムル 漢江の怪物」のような不気味さは微塵もなく、つまらなかった。
列車を貧富社会に重ね合わせ、自然の変化など気にすることなく争い合う物語は発想的には面白いかなとは思うけど、それを単なるバトルにしてしまうからつまらない。
生命が絶滅したはずの自然の生命の蘇りの見せ方もそりゃないわという感じだし。
韓国の巨匠たちの欧米進出が増えるこの頃、中国の巨匠たちの二の舞となるのか、それとも欧米でも通用する感覚を身につけるのか、まずはポン・ジュノ欧米第一作は駄目駄目でした。
0 件のコメント:
コメントを投稿