色は匂えど 散りぬるを 我が世誰ぞ 常ならむ 有為の奥山 今日越えて 浅き夢見し 酔ひもせず(いろは歌)
江戸時代、財政難から重税を民に課せ、夜逃げや破産で寂れていく宿場町の話。
町再建で集まった地元の実力者たちが持ち金を集め、藩主に貸し付け、その利息を宿場町の再建に使おうと。
実際の記録として残るこの話、なかなかいい話で、笑い目当てで観に行ったのに、その大元になったその町の実力者の人徳に思わず涙してしまった。
「馬の背に乗って馬を苦しめるべかざる。籠に乗って籠かきの肩を痛めるべかざる」自分の足で生きていく。それが宿場町を守る信念になる。この逸話。倹約ベタな現代に向けた寓話にした映画人に乾杯。
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