山西省・汾陽(フェンヤン)に住む女性タオの1999年、2014年、2025年を描いたジャ・ジャンクー監督新作。
ひとりの女の半生のドラマはいつも故郷にいる女の物語。
香港返還で中国の未来を語り合うタオは20代の夢見る女。夫と別れ、父と暮らす40歳のタオは別れた息子に思いを残す母としての女。そして、10年後の未来は故郷と同化する老いた女。
10年後の世界のテクノロジーの描写が面白く、便利さの進歩に比べ、人々の暮らしはそれほど変わっていなく、心の空洞を感じさせる。
明らかにジャ・ジャンクー監督は中国の発展で忘れられていく中国を今回も描いている。
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