祭りの後、勝ち負けに一喜一憂はまさに賭博社会。(笑)
Blowin' In The Wind
風に吹かれて
ボブ・ディランがフォーク歌手のオデッタが歌う「競売はたくさんだ(No More Auction Block)」のカヴァーをしたこの曲。
わたしを競売台に立たせないでおくれ
もういい もうたくさんだ
わたしを競売台に立たせないでおくれ
おびただしい数の人が売られていった親方の鞭はもうたくさんだ
わたしに降り降ろさないでおくれ
親方の鞭はもうたくさんだ
数えきれない人たちが犠牲になった
ボブ・ディランは黒人哀歌のこの曲をベトナム戦争当時の1960年代に当てはめ、歌う。
いくつの道を歩いたら
ほんとうの人間として認められるのか
いくつの海を飛び越えたら
白いハトは砂でやすらげるのか
そしていくつの弾丸の雨が降ったら
それらがなくなるのか
そのこたえは、友だち、風に吹かれている
答えは風に吹かれている
後にステーヴィー・ワンダーが今もこの曲を歌わなきゃならないのが不幸だと語り、歌いもした曲。
そして、サム・クックに「人種と政治のこととをポピュラー・ミュージックにのせて人前で歌ったのが白人の坊やだったなんて、黒人パフォーマーの俺にしちゃきまり悪いことだぜ」と言わしめ、「ア・チェンジ・イズ・ゴナ・カム A Change Is Gonna Come」を発表させる原動力となった曲。
風吹く良き日に思う事。
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