2007-04-09

風に吹かれて Blowin' In The Wind

祭りの後、勝ち負けに一喜一憂はまさに賭博社会。(笑)

Blowin' In The Wind
風に吹かれて

ボブ・ディランがフォーク歌手のオデッタが歌う「競売はたくさんだ(No More Auction Block)」のカヴァーをしたこの曲。

わたしを競売台に立たせないでおくれ
もういい もうたくさんだ
わたしを競売台に立たせないでおくれ
おびただしい数の人が売られていった

親方の鞭はもうたくさんだ
わたしに降り降ろさないでおくれ
親方の鞭はもうたくさんだ
数えきれない人たちが犠牲になった

ボブ・ディランは黒人哀歌のこの曲をベトナム戦争当時の1960年代に当てはめ、歌う。

いくつの道を歩いたら
ほんとうの人間として認められるのか
いくつの海を飛び越えたら
白いハトは砂でやすらげるのか
そしていくつの弾丸の雨が降ったら
それらがなくなるのか
そのこたえは、友だち、風に吹かれている
答えは風に吹かれている

YouTube : Bob Dylan - Blowin' In The Wind

後にステーヴィー・ワンダーが今もこの曲を歌わなきゃならないのが不幸だと語り、歌いもした曲。

YouTube : Stevie Wonder - Blowin' in the Wind (Live)

そして、サム・クックに「人種と政治のこととをポピュラー・ミュージックにのせて人前で歌ったのが白人の坊やだったなんて、黒人パフォーマーの俺にしちゃきまり悪いことだぜ」と言わしめ、「ア・チェンジ・イズ・ゴナ・カム A Change Is Gonna Come」を発表させる原動力となった曲。

YouTube : Sam Cooke - Blowin' in the Wind

風吹く良き日に思う事。

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