2009-07-10

ディファイアンス Defiance

外は一日おきの雨降り、休みの日なので映画を観に出かけるのが日課になっているのだけれど、何となく気が進まない。招待券を貰ったことだしと気分転換に名画座蠍座にエドワード・ズウィック監督の『ディファイアンス』を観に行く。

映画鑑賞中、雑念がずっとあり、やはり見に来るべきじゃなかったと思ってはみたけれど、ユダヤ人のナチズム・レジスタンスものはそれなりに見せてくれるし、娯楽映画仕立てを得意とするエドワード・ズウィック監督だけに引っ張るうまさは確かにある。

しかし、“ビエルスキ・パルチザン(民衆による非正規軍)”として、殺されたくないから戦うユダヤ人の物語は同じくエドワード・ズウィック監督の『ラスト・サムライ』の展開がそっくりじゃないの。旧約聖書に出エジプト記といくら重ね合わせて描いても、僕の目には『ラスト・サムライ』に見えてくる。

ネタ切れハリウッドで頑張るエドワード・ズウィックも自作リメークになってしまったかとちょっとがっかり。未見の『ブラッド・ダイヤモンド』もストーリー展開が同じだったりして。(笑)

前近代の日本、第二次大戦の東欧、現代のアフリカ、エドワード・ズウィックの現代史巡りがひとつの物語で繰り返されるのも面白いのかもと思いもするけれども。

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