この秋の話題作まず一本目は高村薫のデビュー作を井筒和幸監督が撮った「黄金を抱いて翔べ」
それぞれ過去を持つ男6人が大阪の銀行の地下に眠る240億の金塊強奪を企む物語は「オーシャンズ11」を思い起こさせるけど、極東地域の物語は近親憎悪のややこしい話が絡んでくる。
妻夫木聡のび太とチャンミン桃太郎の日本昔ばなしが語られ、金塊強奪でストレス発散にならないところも極東的で男たちのドラマも井筒和幸の色気を描くのが下手なせいか、筋追い話になってしまっている。
後半の金塊強奪の話なんかハラハラどきどきになるはずなのに。
ややこしい話をここまで整理したのは凄いけど、政治的背景に気を取られすぎたんじゃないだろうか。
妻夫木聡に歯の浮くような台詞を言わせるのも役者違いのような気もするし。
登場人物が石井克人の使う役者達だから石井克人で撮らせた方がエロかったかも知れないと思いもしたけど。
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