世界の基準とは真逆に命の誕生でもあるエロスはダメで、命の死を描くバイオレンスは規制のない我が国ならではのクラス全員教師が皆殺しのサイコホラーの傑作。
「黒い家」の作者でもある貴志祐介原作の映画化は過激描写で知られる三池崇史監督作品。
学校バイオレスだけあって、登場人物が多いため、登場人物の名前入りの日本語字幕は始めは邪魔くさかったけど、重宝もの。
伊藤英明のクレージーぶりははまり役でやはりこの人はクレージーがよく似合う。
虚弱体質で見栄張る口調は一人前でも狂気の世界のど真ん中に放り込まれれば逃げるにも息切れし、足をくじきもする高校生達が熱血先生の仮面を被る教師に欺かれる話はリアルで、暴力オンパレードの話展開は飽きさせはしない。
「平和ボケ」の現代、殺戮劇場が始まれば、自分だけ助かることばかり考え、協力しない高校生はとてもリアル。
殺る方と殺られる方とのデスマッチはしかし、何故か殺られる奴に抱きつく奴が誰もいない。抱きつく事が最大の防御なのに。ゲームの規則は難しくはないのは理屈オンリーの若者はただ殺されるだけ。
けどこの頃、皆殺しソング「メッキー・メッサーのモリタート」よく聴くな。みんな血を見たがっているのだろうか?
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