周防正行の社会派映画第二弾。
慢性喘息の患者さんが看護婦に託した願いを叶えるのは犯罪なのか。
延命医療の発達で人間の終末はどこで区切るかが議論になる今日、この問題はどこにでもあるだろう。
僕の実母も38年前、末期ガンでのどに痰が詰まり、息苦しく、その痰を取り除くために行った切開手術で予想外の出血が呼吸器に流れ込んでの窒息死だった。
今の医学ならば対処法がある分、医療側の責務が課せられ、患者の延命がはかられる。
映画で描かれる検事側の言い分を聴くと延命医療費を稼げなかった病院の告発と聴こえちゃう。
それほど人間の命の尊厳を語るには今の日本は人権がなさすぎるんだろうし。
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