「苦役列車」でコンビを組んだ前田敦子と山下敦弘監督が、実家に戻り、自堕落に暮らす女性の一年を描いたドラマ。
やる気なく、食べて寝るだけのだるい女も居場所を守ろうとするしたたかさもある。そんな役を演じる前田敦子の姿が等身大の女の子に見えてくる山下敦弘監督の作戦勝ちのような映画。
自分では何も決められないモラトリアムな女の子。それがリアルに見えるのが今時の女の子もそうだよなと思うからで、そこからこの女の子の先を描いていたらリアルさが薄れる気もするけど、モラトリアム・オンリーが物足りない気もする、そんな映画は今時のアイドル映画になるのだろう。
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