「いまのすべては 過去のすべて」
日本最古の物語「竹取物語」をアニメ化した作品。137分に渡る長丁場、どう話を膨らませたが見所だった。
誕生から都へ出るまでの山村の話と都に出て五人の貴公子から求婚を受けるまでとその後の月からの使者の迎えが来るまでの話が等分に分かれていて、元の話にない捨丸との物語がこの映画のメインテーマになるのだろう。
手書き絵の作りや語り口は「まんが日本昔ばなし」で、翁夫婦の声は常田富士男と市原悦子であって欲しいほど。
かぐや姫の罪と罰。PRするほど本編ではあまり語られていない気がするけど、月からの使者の迎えの場面で伝えたいことは描かれている。
宮崎駿のアニメより高畑勲のアニメが好きな身としてはその健在振りが嬉しい作品だった。
しかし、日本最古の物語「竹取物語」は何の寓話なんだろう?そこが今気になるところ。
0 件のコメント:
コメントを投稿