色は匂えど 散りぬるを 我が世誰ぞ 常ならむ 有為の奥山 今日越えて 浅き夢見し 酔ひもせず(いろは歌)
ニキータ・ミハルコフ監督の17年に及ぶ3部作の完結編。
第一作の「太陽に灼かれて」は未見ながら、二作目の「戦火のナージャ」と同様、スターリンに背いた父とその娘の過酷な戦場の流浪の旅が本編でも繰り広げられる。
それぞれの長いシークエンスがひとつのドラマとなり、それが繋がる一大叙事詩の物語は無謀なナチスとの戦いに身を捧げた民衆のドラマである。
「北方領土はロシアの領土」と語ったというミハルコフ。ソ連邦の第二次世界大戦での日本戦への参戦を是非描いて見せて欲しい。ロシア民衆のドラマとして。
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