最近、ホブ・ディランのルーツ巡りのような映画が相次ぎ公開され、団塊の世代の受け狙いなのかなと思いつつ、「オン・ザ・ロード」に続き、コーエン兄弟の新作「インサイド・ルーウィン・デイヴィス 名もなき男の歌」を観た。
1960年代のフォークシーンを代表するミュージシャン、デイブ・バン・ロンクの生涯をベースに作られた一週間のドラマは何をやってもうまくいかない男の物語。
手慣れた映画手法に1960年代のフォークムーブメントが映し出され、猫とさすらう男が描かれる。
似たような題材を描いた「グリニッチ・ビレッジの青春」の方がよかったと思うが、今のどんずまりの時代、何とか生きようとする男のドラマをコーエン兄弟は取り上げたのだろう。
ボブ・ディランが出てくる時代と今。似ているのかな、似ていないと思うけど。
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