巷はインド映画ブームのようで、今年も話題作が次々公開されている。
「めぐり逢わせのお弁当」は予告ではロマンティックな宣伝をしているけれど、本編は弁当から始まる境遇の違う男と女の文通話。
初めは弁当の料理の話をしていた二人が誰にも話せないそれぞれの悩みに変わり、互いに理想を求めるようになる。
そこから経済成長のインド社会のひずみが見えてくるのだけれど、この二人の設定の詰めがどうも甘いようで、弁当の配達ミスからしてその先に進むかなという基本的な疑問がある。
インドの社会問題をうまく織り込みながら語る物語はうまいけど、細かな部分がいい加減だから、なんかストーンと胸を打たなかった。
0 件のコメント:
コメントを投稿