色は匂えど 散りぬるを 我が世誰ぞ 常ならむ 有為の奥山 今日越えて 浅き夢見し 酔ひもせず(いろは歌)
貧しい町に天然ガス採掘の話。土地買収に来たのは実直な青年。
町の土地を持つ地主たちを熱心に説き伏せる青年の前に環境保護を訴える男が現れ青年を邪魔する。
経済活性か環境保護かというテーマを天然ガスの社員を主役に据え、その人間の人間ドラマとして見せる見せ方はガス・ヴァン・サントらしい語り口。
会社の正義と自分の正義。生きるためと選ぶその選択は本当に自分が生きるための選択なのか。組織社会での自分のポジションをさらりと描いて見せる。
貧しい田舎町を俯瞰する映像が無言にして雄弁。
コメントを投稿
0 件のコメント:
コメントを投稿