アスペルガー症候群ってどんなんだったっけと思いつつ、無性に観たくて、仕事後、夕方から一回きりの上映に足を運んだ。
シモンは混乱すると宇宙と接する事が出来るドラム缶に閉じこもるアスペルガー症候群の青年。親が手を余しているのを見かね、彼女と一緒に暮らす兄の家に居候。
時間通りに予定されているスケジュールをこなさなきゃ納得できないシモンに兄の彼女はついて行けずに兄と別れ、方程式が崩れるとシモンは兄の新しい彼女を見つけるべく行動開始。
ソースと愛は時間がかかる。磁石のように好みが違う方がお互い惹かれ会う。感情は丸い円のように一周して元に戻る。シモンは兄の彼女捜しでいろんな事を覚えていく。
やっと見つけた理想の彼女と兄を惹き併せるもうまくいかずシモンはパニクるけど、それはシモンが彼女のことが大好きだから。
アスペルガー症候群の人のコミュニケーションの苦手さをうまくドラマに活かしたラブコメは、人は嬉しくても涙を流すように、泣かしてくれる。
方程式通りでないと納得できないアスペルガー症候群もどきの人間は山程いるけど、シモンはあなた方と同じ、ただリアクションがシンプルなだけ。そんな映画は観た者を幸福にしてくれる。
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