カルトムーービーの巨匠が語る未完成になった映画「DUNE」の全貌。
マイナーな、しかもドキュメンタリーだから一日夜一回、一週間限定上映はしかたないかと、ちょうど観られる時間がとれたので観に行くと、劇場ロビーは超満員。なんで?配給パルコだから?それともホドロフスキーのブームなの?
座席数の少ないミニシアターで満員状態で観たドキュメンタリーはホドロフスキーの経歴から始まり、映画「DUNE」の制作準備、スタッフ、キャストの人選、そして資金難での中止とその後の話をホドロフスキーのインタビューで作られていた。
1975年当時の考えられる最高のスタッフの人選選びと作られるはずだった作品の絵コンテで、映画「DUNE」の全貌を見せようとした企画は面白く、ホドロフスキーの過去の作品や映画「DUNE」の構想に刺激受けて作られたSF映画の名場面集も加わり、映画は見せる。
別に劇場で観なくてもいいという感想にも頷け、ホドロフスキーの新作宣伝の幕引きも鼻白むけど、変人ホドロフスキーの素顔は無邪気なおじいちゃん。無邪気だからこそカルトな映画を作れるんだろうな。
ホドロフスキーの新作の札幌での上映時間もなかなか観に行くには一苦労な時間が組まれ、映画鑑賞条件がどんどん厳しくなる札幌。公開されるだけでも幸運なのかね。高画質なDVD待ちになる方が観られる可能性は高いけど。
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