色は匂えど 散りぬるを 我が世誰ぞ 常ならむ 有為の奥山 今日越えて 浅き夢見し 酔ひもせず(いろは歌)
宮藤官九郎の新作で予告を観る限りはクドカン流のドタバタとあまり期待せずに観る。
地獄絵図を描いた中川信夫の「地獄」顔負けの地獄の描写も楽しめたけど、この世に未練を残した地獄の亡者どもの輪廻転生劇にクドカンらしい優しさを感じた。
「みんな地獄は知っているけど、天国は知らない」
知らないから憧れるけど、地獄で生き抜く事の方が面白い。未練残した亡者どもの生臭さこそ地獄の快楽。死んでも俗物。それが人間だよね。
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