2007-09-12

爆弾男 Homem Bomba

アメリカのウサマ・ビンラディン有効活用の悪知恵が我が国にも飛び火したようで、『政府内「テロとの戦い」説く意見相次ぐ』とのニュース。

借金でこしらえた金しか持っていないで、食糧自給率も減る一方の国家が「テロとの戦い」とは笑い話にもならないけれど、真剣に「テロとの戦い」を説くブラジル、カエターノ・ヴェローゾの歌に「爆弾男(Homem Bomba)」(アルバム『オレは謝らない』収録)がある。

爆弾男がやってくる
何もおそれぬ男が
なぜなら まもなくやつは
エグンとなるのだ。

だが、それまでには一人殺し二人殺し
千万以上もの人を殺す
何も後には残さない
だが俺は この苦悩のイデオロギーには反対なのだ
俺は投資に賛成だ
貧窮を撲滅するためには
学習と調和のとれた労働に賛成だ
愛とクリスト・ヘデントール(救世主)に
民主主義に咲く詩情の花に

有効な金の使い道を模索せずに安易な軍需投資にひた走る先進国。

男と女』のピエール・バルーがブラジルで撮ったドキュメント『サラヴァ』で田舎のじいさんアダン・グザレパラダが「テロリストは何故バチカンの銀行を襲わない。悪ふざけはやめよう。」とシニカルに笑う。

先進国の首脳たちは如何に世界を分断するかしか考えていないのだろう。

カエターノ・ヴェローゾの新譜も出るようで、ボクちゃん、財布が痛いけど。

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