20世紀で最も偉大なエンターテイナーの1人である「リベラーチェ」の晩年を描いたスティーヴン・ソダーバーグ監督最新作。
ゲイであることをひた隠し、そのくせやりたい放題のわがまま男。けれども、男を口説くテクニックは最高で、この映画の原作になった回想録を書いたスコット・ソーソンもそれに乗せられた口。
リベラーチェ役のマイケル・ダグラスとスコット・ソーソン役のマット・デイモンのいちゃいちゃ振り凄く、抱き合い、キスしあう場面の多いこと。
赤裸々なゲイカップルの愛憎劇が繰り広げられ、見栄に生き抜いた男と見栄に振り回された男のドラマが見事としかいいようがない程に描かれる。
かつての青春スター、ロブ・ロウがマット・デイモンを挑発する美容師役で出ており、その老け顔に時間を感じたり。
「エーゲ海の真珠」がBGMで流れる中の離縁協議がなんとも皮肉的。
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