日本各地で観光PRを兼ねて作られている地産映画。香川県産の作品「百年の時計」は金子修介監督作品でもあるから観に行った。
世界的な名声を持つ芸術家の回顧展をその故郷・高松市で行う企画が進むうち、その芸術家が大切にしている百年前に作られた懐中時計の逸話が重要な話となる。
香川県・高松琴平電気鉄道の路線開通100周年記念の映画は琴平電車(コトデン)を時空電車にする。
人の手から手に移っていった懐中時計。その想いが積もる百年の歴史は社会の歴史であると共に激動の時代を生きた個人個人の歴史でもあり、同素の時代と関わったかの歴史でもある。
過疎化で稼働本数も激減したコトデンも変わらぬ田畑の景色の中、百年の流れを乗せて走る。
ドラマとテーマがうまくマッチしていない気もするけど、子供の頃、人気俳優だった役者達が演じる物語はそれだけで「百年の時計」それを受け継ぐ未来が見えない少し寂しい現実もあるけれど。
0 件のコメント:
コメントを投稿