突然亡くなった義母。その義母が残した「四十九日のレシピ」。様々な悩みを抱える人達がそのレシピの提案を実現しようと動き出す。四十九日の大宴会。
注目される女性監督、タナダユキの新作は人間再生の物語。幼い頃に両親を亡くし、身の回りの事をよく知らずに、レシピにメモ書きしていた義母を母と呼べずにいる娘。その娘もまた子を持てない劣等感にさいなまれている。
義母が生前面倒見た女の子が転がり込み、四十九日の大宴会の準備でにぎやかになる。
「家にいるより外に出た方が楽しい。いい人ばかりじゃないけどひとりでいるよりはいい。」そんなことを義母に言われた日系ブラジルの男の子。
義母がこの世に残したもの。それはいろんな人と関わる楽しさ。生きることはミックスカルチャー。そんなメッセージが感じられた。
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