ゆるキャラ監督・沖田修一の新作は松田龍平、前田敦子にゆるキャラおばさん・もたいまさこというゆるゆる、まったり大集合の配役によるドタバタ喜劇。
唯一、オーバーリアクションの柄本明がいるからドタバタ喜劇が成立しているかのようにみえる作品もゆるゆる、まったりの配役たちが柄本明をいじり回すから妙な味わいのドタバタになる。
その妙な味わいが沖田修一監督作品であり、くすぐったいような笑いがところどころに散りばめられている。
それがうまくいっているかどうかは微妙で、単にモヒカン帰郷物語に終わっている気もする。
もうひとつの沖田修一監督作品のこだわりである料理場面はなかなか今回も美味しそうに紹介され、生きること、それは食うことという基本スタンはきっちり見せてくれている。
ゆるゆる、まったりのくすぐり笑いと美味しい料理。沖田修一監督風幸福論、次が待ち遠しい。
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