昨日は変な日だった。20年前に一緒に働いた人と二人、別々に巡り会った。
「俺、もう78だぞ。」と教えてくれた年配者はまだまた足腰もしっかりされており、元気に昔のように悪態をついてくるし、45歳を過ぎたろう奴は近況報告で会話が弾む。
一所に30年も勤めていれば、否が応でもその職場環境の歴史を背負い、こういう風に懐かしい顔とも出逢える。
社会環境が厳しくなり、生存競争で人を出し抜こう、人を仕事のメインポストから外そうとする輩もいる中で、手順通りの仕事はこなせても、職場内の入り組んだ人間模様は長年いる者の方が詳しいのは当たり前。
そこで欲得に走るか、この職場環境を守るために動くかは僕という人間を知ろうとしなければ、判らない事。
ゲスの勘ぐり渦巻く世界、20年前に一緒に働いた仲間と20年前のように会話している僕を遠巻きに伺う職場の後輩たち。
そこに転がる石でも30年もそこにあれば、誰もが目印にするのは当たり前の話なのに。
朋来たりて、楽しからずや。
なまじ、「長くいれば」などと喜びを分かち合うおせっかいなどせずに、当たり前の喜びをただ味わうだけにしておこう。
「千客万来」その意味を理解する人も少なくなった。
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