職場親睦会の年度決算の日。
大きな企業体になるほど、様々な部署があり、様々な思惑が渦巻き、年度決算の総会準備ではそんな話が聞こえてくる。
不景気風の吹く季節、形を追うのみの責任感もそれぞれのエゴにただ振り回されているだけなのにと思うケースもあり、「ここ」があるからこその思惑である事を忘れてしまっているのが歯がゆくもある。
「ここ」は人が集い作るものなのに、集う人の綱引きに振り回され、「ここ」は乱れ、すさんでいく。
終いには職場親睦の必要性を疑問視する向きもあり、自ら「働くだけの場」にしてしまおうする。
「働くだけの場」ならば人は機械にならなきゃならないのに、駆け引き繰り返すこの矛盾。
そんな思惑を繰り広げられ続けるために「ここ」を守ろうとする総会は、実情を示すように低迷している。
「ここ」がなくなるわけがない。「ここ」がなくなればどこかある。
そんな思いが世捨て人を作るのかも知れない。世捨て人の寂しさを知りもしないくせに。
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