年越して、元旦の夜に見る夢を初夢というそうで、どんな夢を見ましたでしょうか?
人間、不思議と貧富格差関係なく見られるのが夢で、「落ちる夢」ははい上がる兆しらしく、登り詰めると後は落ちるだけとも聞いたりします。
いつでも夢を、夢で逢いましょう。この世は夢の中。これは夢でごじゃる。
夢にまつわる流行り言葉は数知れずありますし、それだからこそ神経症でもある不眠症は夢を見られないから、苦しいのでしょうし、また、夢に玩ばれるほどに人は寂しい愚か者なのでしょうね。
ラテンアメリカ文学に「閉じられたドア」(ホセ・ドノーソ作)という夢の続きを見たいがために生き、生きるがために喰い、喰うために働き、働くがために強いられ、のたれ死にした時に「閉じられたドア」の向こうを見る事が叶ったような幸福な死に顔を見せる男の話があります。
明日を「明るい日」と書く人間の歴史は夢に玩ばれ、夢に生き、出来もしないおとぎ話で社会を作り上げようとする。そんな愚かさの歴史なのでしょう。
「明日は野となれ、山となれ」
今、自分が生きている事だけが真実といういにしえの庶民たちのハングリーさはだからたくましかったのかも知れない。
夢に頼らず、夢を見ず。それが出来ないから愚かさを繰り返す。
一富士、二鷹、三なすび。一無事、二高、三成す日。
煩悩はいつの世も年を越し、数増すほどに欲深くなる。
2 件のコメント:
明けましておめでとうございます。
今年も楽しみに読ませていただきます。
いろいろ勉強にもなってまーす。
お互い、体を労わりながら一年を乗り切りましょう。
新たな気持ちの年明けは如何でしょうか?
寄る年並みに頑張っていきたいものですね。
まずは「金杯」にかけましょう。(笑)
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