昨日、B型肝炎訴訟の公判が札幌裁判所で行われ、発症していないキャリア者の処遇を巡って、原告と国側が平行線のままで、裁判長が歩み寄りを求める発言をしたというニュースが報道されている。
B型肝炎の感染として、予防接種の針の使い回しによるものというのが、この国のB型肝炎患者の多くを占めているのはよく知られていることで、B型肝炎の発症経過として、潜伏期が20年、30年はざらであることも知られた話である。
そして、B型肝炎の感染がよく知られた後も、国は健康診断にて血液検査によるウイルス・チェックをするように勧めながらも、なかなか実践されない検査態勢の是正を求めるでもなく、今なお、B型肝炎の感染者数の実態すら把握しておらず、発症していないキャリア者の数は10人に一人ともいわれている。
更に予算がつかないのか、無料の肝炎ウイルス検査も来年の春から有料になるというらしいし、国は国民のB型肝炎被害の実態状況を把握したくないとしか思えないのだけれど。
国にとって国民とはいったいなんなのでしょうかね?
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