25年前の学生時代にアルバイトに来ていた連中と毎年欠かさず年忘れの飲み会をやっている。
今年も先日、集まり飲んだのだけど、40代になった面々はプチ・ブルの小市民になっていた。
コンビニ経営する奴は、ノルマを課せられた販売の対抗手段がどんどんなくなり、本部のいいなりにならざる得ない苦労を語り、最低賃金が毎年上げられていく状況を「ボディブロー」にたとえ、何でこんな若造の時給を遣り繰りしなきゃならないのかとこぼしていた。
大手メーカーに勤めた奴は、子どもが大きくなり、手狭なマンションからほど近くのところで売りに出された土地を買い、家を建てると話しており、少し大きな子どものいる奴と、子どもの学業と引っ越し時期の配慮を語り合っていた。
それぞれがそれぞれの状況に負われる中、ほどほどのプチ・ブルの地位を得た時、どんなに先行きが見えなくとも、今の社会に不安があろうとも、今の暮らしを考えざるを得ない。
そんな中、集まり、年に一度の顔を見合わせ、一息つき、晦日を迎える。
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