昨今、経費節減が巷にあふれ、家の近所の生協も閉店時間が1時間早まり、夜の10時閉店となり、寄り道して帰ると、急いで買い物をしなければならないことがままあったりする。
経費節減は何もスーパーのみではなく、札幌の老舗デパートの大手二社が業務提携という話も聴くし、勤め先でも年度替わりの予算作成で、店舗縮小を決めたと小耳に挟んだり、かつての小金がうねるジャパン・マネーの衰退ぶりが否が応でも感じられるようになってきた。
好調を示しているネット業界とて、純利益となるとかなり厳しく、人件費に経費をかけられない分、お金が硬直化している現状は、日本の長者産業といわれるユニクロでも売り上げダウンというニュースを聞くと、日本の先行きが不安になってくる。
そんな憂鬱を晴らすべく、経済復興期の日本を代表する笠置シヅ子の歌を聴きたくなった。
「恋は恋でも金もってこい」
「モダン金色夜叉」で歌われる辛辣な歌詞は「国が好きならお金を出せ」とでも歌っているようなシニカルさが心地よい。「好きよ好き好き」「他国は野蛮」なら猿でもマネるのだから。
「モダン金色夜叉」は残念ながらYouTubeに笠置シヅ子の歌はなかったので、代わりにスカッと爽やかな応援歌で後に吉田拓郎もカバーをした「ホームランブギ」を載せておく。
こんな応援歌がまた流れる日が来ることを願って。
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