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2012-08-20

ファウスト Faust

アレクサンドル・ソクーロフ監督の『モレク神』『牡牛座 レーニンの肖像』『太陽』に続く"権力者4部作"の最終章として作られたドイツの文豪ゲーテの代表作を映画化。

原作の「ファウスト」自体、その内容も知らずに観に行ったけど、ファウストと高利貸しによる人体解剖による魂探しから始まる物語は訳も判らず引き込まれていく。

悲劇的な話ながら悲劇と認識していないファウストの愚かさは博学ながら生きることへの無知であり、魂の放浪であるだろう。

アレクサンドル・ソクーロフの"権力者4部作"はそんな権力者の世間知らずを描き続けたのだろうか？未見の『モレク神』『牡牛座 レーニンの肖像』を観てみたい。

投稿者 cinema-novo 時刻: 20:46
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