16歳で単身『帰国』した兄が期間限定ながら病気治療のため、北朝鮮から帰って来た。病気治療にはもっと長い期間が必要となった時、北朝鮮から「明日帰国するように」という電話が入る。
ヤン・ヨンヒ監督の実体験を元にしたドラマは引き裂かれた家族の再会と別れを描いている。
『あなたが嫌いなあの国で私達は生きなきゃならないんだ』兄の監視役の男は妹に語り、兄は妹に「思考停止しなきゃ生きられないんだよ、あの国は」と語る。
管理社会に対し、「訳わかんない」を連発する妹とあきらめの父と母。
世襲制で権力で何事も決まる合理的な社会は一国民の病気治療も許さない。そんな社会の人権のない人々、そんな社会は怖いし、哀しいよね。
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